2019年11月のWindowsアップデートで、
「Microsoft Office」の「Access」において、
重大なトラブルが発生しました。
更新クエリを実行すると、エラーが発生。
「“クエリ名” が破損しています」
■Access2019:更新クエリ(update文)を含んだマクロを実行した際のエラー(エラー:2950)
■Access2019:更新クエリ(update文)を実行した際のエラー
修正のスケジュールとその間の対処方法は、
Accessのバージョン毎に異なります。
★アップデートの修正予定
・Access2016 MSI
>2019年11月18日:KB4484198
・Access for Office 365 Monthly Channel/Access2016 C2R/Access2019 (Version 1910)
>2019年11月18日:Use File/Account/UpdateOptions/UpdateNow within an Office application
・Access2019/Office365
>2019年11月24日
・Access for Office 365 Semi-Annual(Version 1902)
>2019年11月25日
・Access2010/Access2013/Access2019 Volume License
>2019年12月10日
[参照] Access error: “Query is corrupt” – Access
★対処方法
◆以下のバージョンではWindowsアップデートの「KB44841**」をアンイストールする
・Office2010:KB4484127
・Office2013:KB4484119
・Office2016:KB4484113, KB3085368
◆Access2019/Office365の場合
従来のWindowsアップデートとは異なるため、
コマンドプロンプトから「officec2rclient.exe」を使い、
不具合以前のバージョンにロールバックする
■Access2019/Office365:更新履歴(バージョン・ビルド情報あり)
[参照] Office 365 ProPlus の更新履歴 (日付別の一覧) | Microsoft Docs
[参照] Office 2016 C2R および Office 2019 の更新履歴 | Microsoft Docs
■Access2019/Office365:Accessのバージョン情報の確認(バージョン 1910 (ビルド 12130.20344))
※「ビルド 12130.20344」は2019年11月12日のアップデート
■コマンドプロンプト(管理者権限)でバージョンを差し戻す
※自分の場合は「バージョン 1910 (ビルド 12130.20344)」から「バージョン 1910 (ビルド 12130.20272)」に差し戻し
※「ビルド 12130.20272」は2019年10月30日のアップデート
”C:\Program files\Common Files\microsoft shared\ClickToRun/officec2rclient.exe" /update user updatetoversion=16.0.<戻したいバージョンを入力>
■Access2019/Office365:Accessのバージョン情報の確認(バージョン 1910 (ビルド 12130.20272))
※スクリーンショットのバージョンは、
間違えて「ビルド 12026.20320」(2019年10月8日のアップデート)まで戻してしまいましたが、
本件のエラーは「ビルド 12130.20272」(2019年10月30日のアップデート)まで戻せばOKです
◆最後にOffice更新プログラムを「無効」にする
修正アップデートが配信されるまでに、更新されてしまうと同じ事の繰り返しですので、
Office更新プログラムを「更新を無効にする」に変更して回避します。
修正アップデートが出たら、「今すぐ更新」より、アップデートします。
余談ですが、個人的に今回の件で愚痴!?書いてますので良かったら読んでみて下さい😅
[参照] Accessの不具合に翻弄されて・・・ | EZiC[イージック]